大熊町「新庁舎」で業務開始 避難指示一部解除、復興加速化へ

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業務を開始した大熊町役場の新庁舎=7日午前、同町大川原地区

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部解除された大熊町は7日、同町大川原地区に整備した新庁舎で業務を始めた。渡辺利綱町長は「職員一人一人のチャレンジ精神と向上心を持って、町民サービスの向上と復興の加速化を目指してほしい」と訓示した。

 町役場旧庁舎は帰還困難区域内にあることから、町は町内に役場を戻すため、復興拠点と位置付ける大川原地区で新庁舎を建設し、今年3月に完成。1万7900平方メートルの敷地に庁舎棟と防災棟などを建設した。

 会津若松、いわき両市などに分散していた役場と議会の機能を新庁舎に集約、約100人態勢で業務に当たる。出張所や連絡事務所を置いていた会津若松、いわき、郡山の3市には住民サービスの窓口など一部機能を残す。

 会津美里町も新庁舎開庁 行政サービス向上期待

 公民館や図書館など文化施設を備えた会津美里町の新庁舎「じげんプラザ」が7日、開庁した。現地で開庁式が行われ、職員ら関係者がまちづくりの新たな拠点の開庁を祝った。

 開庁式で渡部英敏町長はこれまでの経緯を振り返り「新庁舎に魂を吹き込んでいくことが私たちに課せられた使命。次の時代を担う気概を持って、これまで以上の行政サービスを提供する」とあいさつした。谷沢久孝町議会議長が「(新庁舎が)総合庁舎となったことで、事務効率の向上が期待される。職員には質の高い行政サービスを提供してほしい」と述べた。渡部町長、弓田秀樹副町長、谷沢議長らがテープカットした。

 新庁舎には、町で初めての図書館のほか公民館、多目的ホール「じげんホール」などを整備した。開庁式に続き、図書館の開館式も行われた。