福島県内観光に『10連休効果』 混雑分散、例年以上の人出記録

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 皇位継承に伴う連続10日間という前例のない長期休暇となった今年のゴールデンウイーク(GW)。元号が「平成」から「令和」へと変わる時代またぎの10連休中は、県内の主要観光地も例年以上の人出を記録、鉄道や高速道は長期連休で混雑が分散したが、利用者数は軒並み増加した。多くの人が時代の終焉(しゅうえん)と新時代への希望をかみしめ、初めての10連休を過ごした。

 「鶴ケ城」登閣者は1.5倍

 会津若松市の鶴ケ城などを管理運営する会津若松観光ビューローによると、鶴ケ城天守閣の10連休中(4月27日~5月6日)の登閣者数は6万9054人。昨年の同期間の登閣者数4万3922人を2万5132人上回り、対前年比約1.5倍の入り込みとなった。

 同期間の登閣者数は、大河ドラマ「八重の桜」が放映された2013(平成25)年の6万9577人が記録が残る中での最多。13年は大型連休中の休祝日が7日間だったため単純比較はできないが、今年の6万9054人は13年に肉薄する数字となった。鶴ケ城公園全体の来場者数も10日間で11万1938人と、13年の11万1960人とほぼ同じだった。池田哲哉同ビューロー専務理事は「28日以降、7日連続で登閣者が7000人を超えるなど大型連休の効果があったのは間違いない。連休前はヤマがどこになるか読み切れなかったが、結果的にヤマが長続きした」と振り返った。

 同公園内では400年前に会津で開かれていた自由市をイメージした物産イベント「會津十楽」も開催され、連日大勢の人でにぎわった。「書き文字屋」を出店した斎藤志登美さん(60)は「立ちっぱなしで文字を書いていたので疲れたが、10連休の間に2日間休んだし、にぎわうのはいいこと」と充実感を漂わせ、「きょうから本業。仕事がたまっていて大変」と苦笑した。

 アクアマリンは震災後最多

 いわき市小名浜のアクアマリンふくしまには大型連休初日の4月27日からの10日間で7万665人が来館し、昨年の大型連休期間中(4月28日~5月7日)の10日間より6512人増え、東日本大震災以降、最多の入館者数を記録した。

 同館によると、連休前半に遠方からの来館者が多くみられたという。平日を挟む例年の大型連休に比べ、今年は一日の来場者数で昨年を下回った日もあったが、4月30日からは5日間連続で8000人を超えた。

 同館は増加の要因として、昨年、近隣の大型商業施設が開業したことや周辺駐車場の整備で渋滞が緩和されたことなどを挙げている。また「SNSで海の生物やイベントについて発信していることもあり、反響があった」としている。

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