吾妻山、噴火警戒「2」引き上げ スカイライン31日再開通困難か

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 気象庁は9日、本県と山形県にまたがる吾妻山(一切経山)の噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」の1から、「火口周辺規制」の2へ引き上げた。県などは同日、大穴火口から約1.5キロの範囲で登山道などへの立ち入りを規制した。

 県は今月31日の再開通を目指し、除雪作業などを進めてきた磐梯吾妻スカイライン(福島市―猪苗代町、28.7キロ)の旧高湯ゲート(福島市)と旧土湯ゲート(猪苗代町)を10日に封鎖する。レベル2の状態では再開通はできないため、31日の再開通は難しい状況となった。除雪作業は立ち入り禁止範囲外の300メートルを残すのみで、10日に完了させる。

 福島地方気象台によると吾妻山では5日ごろから火山性地震が増加し、8日に120回、9日は午後6時までに83回を記録。9日午後5時30分ごろ、大穴火口付近が膨張している状態が確認され、噴火警戒レベルの引き上げに踏み切った。

 火口付近に設置されている監視カメラでは、噴気や地熱の変化は観測されていないという。火口の風下側では降灰や火山ガスにも注意が必要という。

 吾妻山の警戒レベルは4月22日、2から1に引き下げられたばかり。同気象台の松浦茂郎火山防災官、鹿野義明防災管理官は9日、福島市で記者会見を開き、約2週間での引き上げについて「5月に入り地震が再び増加し、火口付近の膨張という複数の火山活動の要素が見られたため判断した」と説明した。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【 参院選ニュース一覧 】 福島選挙区に「3人」立候補