佐藤さん「人楽しませるダンサーに」 欧州留学視野に練習励む

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「人を楽しませるダンサーになりたい」と練習に励む佐藤さん

 米国で4月に開かれた若手バレエダンサーを対象にした国際コンクール「ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)」の9~11歳の男子部門で2位となったいわき市の佐藤可惟(かい)さん(12)=小名浜二中1年=は「どんな役もできて、人を楽しませるダンサーになりたい」と将来に向けた意気込みを口にする。あこがれは世界的バレエダンサーの熊川哲也さん。今後欧州に留学することも視野に、日々練習に励んでいる。

 佐藤さんは幼い頃はサッカー少年だったが、先にバレエに取り組んでいた姉の影響もあって小学3年の時にバレエを始めた。生まれつき体が軟らかく、着実に実力を伸ばした。現在は同市鹿島町のバレエ教室「Yバレエアカデミー」に通い、練習を重ねている。

 日本予選を通過して挑戦した初の大舞台YAGPでは、昨年4月から練習してきた「パキータ」という作品で、恋に落ちたフランス人将校を演じた。

 「みんな上手だった」。初めは緊張もあったが、「舞台に立ったら楽しくなってきた」と、大舞台で堂々と練習成果を披露。回転が崩れるなど納得いかない部分もあったと振り返るが、2位という結果には「やったという気持ち」と笑顔を見せる。学校では、友人らから祝福を受けたという。

 教室の代表橋本由依さん(35)は「バレエに向いているバランスの良い体形で、高い能力がある。世界に羽ばたいてほしい」と期待を語った。