中核施設の「研究棟」9月開所 福島ロボットテストフィールド

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9月の開所へ建設工事が進められている福島ロボットテストフィールドの研究棟

 県が南相馬市などに整備を進めているロボットの研究開発拠点「福島ロボットテストフィールド」の中核施設となる研究棟は、9月に開所する予定となった。県が10日、富岡町で開かれた12市町村将来像提言フォローアップ会議で明らかにした。

 研究棟は本館機能の役割も持ち、過酷な環境下でロボットが正常に作動するかどうかを試せるよう、風や雨、高い温度や湿度、振動などのさまざまな条件を再現できる。6月末に建物が完成する予定で、9月1日から企業や研究者が入居を開始。実験などの機器類は県が9月中に搬入を終え、研究棟が本格稼働する。

 県ロボット産業推進室の担当者は同会議で「9月には研究棟を開所する予定で、残る施設も来年3月末までに全ての開所を予定している」と語った。

 同拠点は既に、工場を模した試験用プラントや、ドローン(小型無人機)の飛行を支える機能を集約した通信塔など計6施設が完成。今後、水害で冠水した市街地や老朽化した橋を再現した試験用橋梁などが整備される予定で、実際の現場を想定したロボットの動作試験が可能になる。

 入居希望者は定員の2倍超

 県は9日を期限に約1カ月、研究棟にある研究室13室のうち6室に入居する企業、団体や研究者を1次募集した。応募数を明らかにしていないが、業種の異なる多様な県内外の企業・機関から定員の2倍を超える応募があったという。