避難指示解除後初...大熊で「田植え」 営農再開に向け実証栽培

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避難指示が一部解除後に初めて水稲実証栽培の田植えをする参加者=13日午前、大熊町

 大熊町や同町農業委員会は13日、東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除された同町大川原地区の水田で営農再開に向けたコメの実証栽培を始めた。収穫したコメは全量検査後、イベントなどで配布する予定。

 同町では営農再開に向けて除染効果を確認しようと、除染が完了した大川原地区で2014(平成26)年度から17年度まで、収穫したコメを原則廃棄する試験栽培を実施。試験栽培では、収穫後の検査で放射性セシウムは食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回ったことから、昨年度から出荷制限解除に向けた実証栽培に切り替えた。

 昨年度はコシヒカリともち米の計約120キロを収穫、全量調査してイベントなどで配布した。町は20年度まで実証栽培に取り組み、その成果を営農再開のためのマニュアルとしてまとめ、基幹産業の農業復興につなげたい考え。

 避難指示解除後初の実証栽培には、町や農業委員会、県などから約30人が参加し、計16アールの水田にコシヒカリともち米の苗を丁寧に手植えした。町農業委員会の根本友子会長は「去年よりおいしいコメが収穫できることを期待する」と話した。

 町によると、昨年はイノシシによる被害があったことから、今回は水田を金網柵で囲み被害を防ぐ。

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