福島第1原発2号機で「注水停止」初試験 溶融燃料冷却を確認

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 東京電力は13日、福島第1原発2号機で、溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やしている原子炉への注水を一時的に停止する試験を始めた。温度上昇が予測通りかどうかの調査が目的。計画的な注水の完全停止は原発事故後、初めて。

 試験では、原発事故後8年が経過してデブリの発熱が減少する中、注水を停止してデブリの温度上昇が実際に小さいかを確認する。東電は調査結果を分析し、トラブル発生時の対応の見直しなどに反映させるとしている。

 東電によると、13日午前10時40分に注水を停止。約7時間止めた後、段階的に注水を再開して温度上昇の変化を見る。2号機では現在、通常1時間当たり約3トンを注水している。原子炉圧力容器底部の温度は約24.5度で、注水を7時間止めても、温度上昇は最大4度程度にとどまるとみている。

 東電は4月、2号機への注水量を1時間当たり約3トンから約1.5トンに減らす試験を実施。原子炉の温度上昇は予測の範囲内にとどまり、異常がないことを確認している。