食文化継承へ新拠点「まぼろしレストラン」 誰でも気軽に料理

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まぼろしレストランで料理する地元住民ら

 廃校となった中学校を再利用した西会津町の文化施設・西会津国際芸術村に、いつでも誰でも気軽に料理ができ、新たな人とのつながりをつくるチャレンジキッチン「まぼろしレストラン」が完成した。利用開始は6月下旬ごろを目指し、地元の食文化などを発信することで交流人口の増加を目指す。

 高齢化などで継承が難しい食文化を伝えたり、町内外のシェフが会津の食材を使い、新しい可能性を引き出す場として、建物内にあった昔の「家庭科室」を改修した。飲食関係の免許を取得、飲食物の提供や販売も可能となった。芸術村ディレクターの矢部佳宏さん(40)は「利用者一人一人が表現者となり、食文化の継承や食を通して地域の発展につなげていきたい」と意図を語る。

 まぼろしレストランは、料理教室のほか、地元のそば打ち名人や料理上手なお母さんらが集まりで使用することも想定している。昔の学校のものを使い、椅子や机の一部に地元の間伐材を再利用した。

 13日は芸術村で関係者向けの内覧会が開かれた。出席者は地元住民らが作ったそばや天ぷら、会津の伝統食「こづゆ」などを味わった。料理を提供した女性は「何かのときに気軽に使えるキッチンがあると助かる」と話した。

 利用時間は午前、午後、夜の3部構成、料金は3000~4000円をそれぞれ想定している。利用希望者向けの内覧会は6月15日に開く予定。

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