「三重塔」7、8月に特別御開帳 会津美里・法用寺、一般向け初

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特別御開帳が行われる法用寺の三重塔

 7月6日に会津若松市の県立博物館で開幕する福島復興祈念展「興福寺と会津~徳一(とくいつ)がつないだ西と東」に合わせ、徳一とゆかりがある会津美里町の法用寺が7、8の両月、県重要文化財に指定されている三重塔の特別御開帳を行う。

 会津三十三観音の第29番札所の同寺は、720(養老4)年に徳道上人(とくどうしょうにん)によって建立された。その後火災で焼失するが、徳一が現在の地に再建。高宮明美住職(54)によると、再興されたのは徳一が慧日寺(えにちじ)を建立したのと同時期という。

 三重塔は毎年2月に関係者向けに御開帳されてきたが、一般向けの御開帳は今回が初めて。江戸時代に完成した三重塔は会津地方に現存する唯一の塔遺構で、高さは約19メートルある。特別御開帳ではまつられている釈迦(しゃか)三尊などが公開される。

 高宮住職は興福寺展に触れながら「『令和』という新しい時代が幕を開けた。興福寺の仏様も福島の復興を祈ってくださるはず」とし、「(法用寺を)参拝する方にも復興を願ってほしい」と話している。

 御開帳は7月6~29日、8月3~18日の計20日間。時間は午前10時~午後3時。拝観記念として、十一面観音と三重塔の護符の復刻版(護符料500円)を用意している。観音堂内の見学や案内、御法話の希望者は事前に申し込む。