中学教諭が黒板に「みんなでいじめよう」 卒業まで生徒不登校

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 県南地方の中学校で学年主任を務める男性教諭(48)が授業中、黒板に「(生徒の名前)が調子にのっているからみんなでいじめよう」と、生徒のいじめを助長するような文言を書いていたことが17日、分かった。県教委は同日、こうした行為は生徒への体罰に当たるとして教諭を減給6カ月の懲戒処分にした。県教委はこの言動が一因で生徒が不登校状態になったとしている。

 県教委によると、教諭は昨年10月10日、3年生の男子生徒に対し、国語の授業中に整髪料の付け過ぎだと口頭で注意した後、黒板の「1日の行動目標」の欄に同記述を書いたという。その後、校舎内を巡回中だった校長(58)が板書を見つけ、すぐに消して生徒に謝罪するよう指示。翌日、謝罪した教諭に生徒は「分かりました」と答えたという。

 しかし生徒はその後に欠席が増え、今年1~2月は全て学校を休んだ。卒業式も出席しなかった。現在は高校に進学し、県教委は「通常通り登校している」としている。教諭は「生徒とは信頼関係があり、冗談のつもりだった。軽率な行動だった」と話しているという。

 県教委は、保護者への説明や教育委員会への報告などが遅れ、事態悪化や不登校状態の長期化を招いたとして、同校の校長も戒告の懲戒処分とした。県教委は「いじめ根絶に取り組む中、真逆の行動であり不適切。言葉や板書も体罰に当たるということを指導し、再発防止を図る」としている。