透き通った「第九」 郡山でウィーン少年合唱団、MJCが共演

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「交響曲第九番」を高らかに合唱するMJC、ウィーン少年合唱団のメンバーら

 世界各地で演奏活動を行っているウィーン少年合唱団と、南相馬市の女声合唱団「MJCアンサンブル」などが共演し、ベートーベンの「交響曲第九番(第九)」を歌うコンサート「UTAU DAIKU in福島2019」は21日、郡山市のけんしん郡山文化センターで開かれ、透き通った「歓喜の歌」が会場を大きな渦で包んだ。

 約1700人が来場した。震災後、本県初訪問となるウィーン少年合唱団がMJC、郡山市の郡山五、安積、富田の3中学校の生徒や合唱愛好家ら約180人と合唱。演奏は東京シティー・フィルハーモニック管弦楽団が担い、壮大な第九をつくり上げた。

 演奏後、MJCの大杉春花さん(原町二中3年)は「昨年ウィーンでたくさんの声援をもらい、今回は福島で演奏できてとてもうれしかった。いい演奏ができたと思う」と話した。来場した郡山市の渡辺美恵子さん(60)は「もっと聴いていたかった」と声を弾ませた。

 コンサート前には主催の世界音楽合唱チャリティー協会の林明男会長の妻で、歌手の小林幸子さんが復興支援のための募金を呼び掛けた。

 同協会は復興支援プロジェクトとして、2014(平成26)年から5年連続でウィーンで演奏会を開いている。MJCは初回の14年と昨年3月に招かれている。今年は日本とオーストリアの友好150周年を記念して本県を開催地に選んだ。