私の髪で助けたい...10歳の高橋さん、伸ばした髪35センチカット

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
斎藤会長(左)にカットした髪を手渡す心優さん(前列中央)ら

 長い髪を切り、病気や事故で髪を失った子どもたちの医療用ウィッグ(かつら)として役立ててもらう「ヘアドネーション運動」が県内で広がっている。福島市の桜の聖母小5年の高橋心優(みゆう)さん(10)が21日、自身の髪を役立ててほしいと、同市の「ヘアーサロンさんかく」で髪を切り、約35センチを提供した。

 心優さんは1年以上前にヘアドネーションの取り組みを知り、困っている人の役に立ちたいと髪を伸ばしてきた。この間、きれいな髪を提供しようと手入れを欠かさなかった。将来は医者を志しており、「人のためになる取り組みができ、さらに将来の夢が固まった。今後も奉仕の心を大事にしたい」と語った。

 母の真優美さん、妹の心愛(みまな)さん(桜の聖母小2年)、祖母の渡辺尚美さんが立ち会った。このうち心愛さんは姉の様子を眺め「私も困っている人のために協力したい」と決心していた。

 ライオンズクラブ国際協会332―D地区(本県)が展開する「ヘアドネーション事業」の一環で、福島中央ライオンズクラブ(斎藤和則会長)が協力した。提供された髪は医療用ウィッグを無償提供しているNPO法人に送られ、ウィッグに使われる。

 ウィッグは市販品もあるが、高額な上、成長に合わせて替える必要があるため保護者負担も大きい。そこで同地区はヘアドネーションへの協力を呼び掛けている。髪は31センチ以上なら性別、年齢を問わない。