僧侶抗議受け「運転妨げる服装」削除 県道路交通規則一部改正

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 運転者の服装や履物などを定めた県道路交通規則が一部改正され、条文から「運転操作の妨げとなるような服装」との文言が削除される。施行は6月1日。県警が22日発表した。

 福井県で昨年9月、男性僧侶が僧衣で車を運転し交通反則切符(青切符)を切られ、違反の基準などを巡り全国の僧侶から抗議の声が上がるなどした。この問題を受け、本県でも県公安委員会が規則改正を検討。県警交通企画課は改正の理由を「『運転を妨げる服装』を一律に規定できず、現場の警察官の判断が困難なため」としている。また、規則が定められたのは1960(昭和35)年で、当時はマニュアル車が主流だったが、現在はオートマチック車が主流であることから、服装規定は時代にそぐわないと判断した。

 同課は「条文は削除されるが、どんな服装で運転しても良いわけではない。服装によっては『安全運転義務違反』となり、指導取り締まりの対象となる」と注意を呼び掛ける。

 運転に支障を及ぼす恐れがある木製サンダルやげたなどの履物を禁止する規定は維持される。

 県警によると、県内で過去5年間、服装規定に違反したとして、取り締まった記録はないという。