ピラミッドの謎に迫る石 吉村作治学長ゆかり、東日本国際大に設置

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東日本国際大に設置されたキャップストーンの思い出に浸る吉村学長

 福島県いわき市の東日本国際大に23日、ピラミッドの頂点に置く石「キャップストーン」が設置された。ストーンは古代エジプト研究第一人者の吉村作治同大学長らが1978(昭和53)年のテレビ番組で作った石で、番組を制作した日本テレビの改築に伴い移設された。吉村学長は「ピラミッドの謎を解明しようと必死だった当時を思い出す」と振り返った。

 吉村学長らは同年、「実際にピラミッドを造って工法を確かめよう」とエジプトで「ギザの大ピラミッド」の14分の1となる高さ約10メートルの小型ピラミッドを建設。吉村学長が建設主任を務め、丸太を車輪代わりにして石材を運ぶなど試行錯誤を繰り返しながら、60日間で完成させた。

 ストーンは石灰岩製で、高さ約1メートル、重さ約1.5トン。実際のピラミッドに使われた石材と同じ石切り場から切り出された。古代エジプトの神ホルスの目が刻まれている。

 23日に行われた除幕式で、吉村学長は「誰がなぜピラミッドを造ったのかを知りたい一心だった。ストーンが観光名所となり、地域の活性化につながればうれしい」と話した。

 ストーンは同大1号館の東側に設置され、自由に見ることができる。