新地の「釣師浜海水浴場」復活 7月20日に9年ぶり、夏祭りも

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
震災前、「遊海しんち」のイベントでにぎわう釣師浜海水浴場(新地町提供)

 福島県新地町谷地小屋の釣師浜海水浴場が7月20日、東日本大震災以来9年ぶりに再開することが23日、町への取材で分かった。同海水浴場周辺で行われていた夏祭りイベント「遊海(ゆかい)しんち」も復活する。沿岸部の資源を生かした観光復興が期待されている。

 開設期間は8月19日までで、時間は午前9時~午後4時。相双地方では今夏再開の北泉海水浴場(南相馬市)、昨年再開の原釜尾浜海水浴場(相馬市)と合わせ3カ所が開設することになり、今夏は7月20日に一斉に海開きを行う。

 釣師浜海水浴場は仙台圏からも近く、町内外から年間約7千人が訪れていた。町内で4月19日に再開した「町海釣り公園」やJR新地駅周辺の駅前開発で整備が進む商業施設、ホテル・温浴施設などとの相乗効果も期待される。大堀武町長は「着実な復興の進展を感じる。海の特色を生かした観光の復活を目指したい」と話す。

 ◆8月に夏祭り開催

 新地町や町商工会などで組織する実行委は、海開き期間中の8月3日に釣師浜海水浴場周辺で「遊海しんち」を開く。23日に実行委を開き、実施概要を協議した。震災前と同様に花火の打ち上げやステージ、出店、ビーチバレーなどの開催を検討しており、沿岸部をアピールするイベントとなる。

 同イベントの休止中には、町商工会青年部などによる実行委が地域を盛り上げようと、昨年まで町内で「やるしかねぇべ祭」を開いていた。