暑さ慣れない時期...熱中症『厳戒態勢』 運動会は対応追われる

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運動会で児童が熱中症にならないようグラウンドにテントを設置する教員ら=24日午後、郡山市・赤木小

 24日の県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上昇した。最高気温は福島市で29.1度、伊達市梁川町で28.9度、いわき市山田で28.8度など、多くの地点で今年最高を記録。25日は真夏日、26日は猛暑日となる予報が出ており、県内は熱中症対策が欠かせない週末を迎えそうだ。

 週末に運動会を予定している県内の小学校は、熱中症を予防しようと"厳戒態勢"を敷く。郡山市では25日、小学校5校が運動会を開催予定。このうち赤木小では24日、教職員らが熱中症対策の一環としてテント設置の作業に追われた。テント不足のため、近隣の小学校からテント4張りを借り受けての準備となった。

 鈴木久校長は「まずは児童と保護者の安全を最優先で考えたい」と話し、熱中症対策に重点を置く。水筒や凍らせたペットボトルのスポーツドリンクを持参するよう家庭に通知したほか、昼休みにはエアコンの効いた教室を開放して昼食を取ってもらうことも検討しているという。

 25日に運動会を開く県内の小学校は、福島市で8校、会津若松市で7校など。各市教委は屋外の気温を測定したり、活動時間を決めるよう通知を出すなど対応を求めている。

 福島市のドラッグストア「ハシドラッグ腰浜店」の店頭には約20種類、100点ほどの熱中症対策グッズが並ぶ。おすすめは首に巻く冷感スカーフ、服の上から吹き掛ける冷却スプレー、経口補水液の三つ。二階堂秀樹店長(36)は「女性客から冷感スカーフについての問い合わせがあった。熱中症はいつ発症するか分からない。早めに対策してほしい」と準備の重要性を説く。

 屋内でも注意必要

 熱中症になりやすい子どもや高齢者は特に注意が必要。屋外では日差しを遮るため帽子や日傘を活用したり、屋内ではエアコンによる室温調整が有効とされる。

 福島市消防本部の担当者は「屋内にいて熱中症で重症になる人は、エアコンを使用していない人が多い印象を受ける。もし、目まいやけいれんなど体に異常を感じたら、水分補給してすぐに休息してほしい」と注意を呼び掛ける。