アニメ映画「薄暮」6月21日から全国上映 いわき舞台に恋愛描く

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記者会見に出席した桜田さん(左)と山本監督

 アニメ映画監督の山本寛(ゆたか)さん(44)が手掛け、いわき市が舞台となった新作「薄暮(はくぼ)」は6月21日から全国で一斉に上映される。上映開始を前に、山本さんとヒロインの声を演じた女優・モデルの桜田ひよりさん(16)が24日、いわき市で記者会見した。山本さんは「いわき市が美しいと思ってもらえる映画だ」と思いを語った。

 作品は東日本大震災・復興プロジェクト「東北三部作」の最終章。ヒロインは、震災により心に傷を負った、同市の女子高校生・小山佐智。原発事故で実家が帰還困難区域となったため、同市に避難してきた男子高校生・雉子波祐介との恋愛模様を描いた作品だ。雉子波の声は俳優の加藤清史郎さんが演じた。

 作品の中では、JRいわき駅前や同市常磐地区の田園風景が描かれており、作品で取り上げられた場所をファンが訪れる「聖地巡礼」による経済効果も期待される。

 山本さんは「主役はいわき市の景色。いわき市ってきれいだな、と思っていただけたらいい」と熱意を語る。初めての声優業に挑戦したという桜田さんは「難しい場面がたくさんあったが、声の出し方や息遣いなど試行錯誤してきた。ぜひ作品を見て、いわき市に行ってみたいと思ってもらえたらうれしい」と話した。

 県内では、いわき市のまちポレいわき、ポレポレシネマズいわき小名浜、福島市のイオンシネマ福島の3カ所で上映予定。