洪水に備え水防演習 郡山・阿武隈川、福島県で6年ぶり

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土のうを積み、本番さながらの演習を繰り広げる消防団員ら

 阿武隈川上流総合水防演習は26日、郡山市富久山町の阿武隈川河川敷などで行われ、洪水時に「水防団」として活動する消防団員や自衛隊、自主防災組織会員など合わせて約1400人が本番さながらに訓練に臨み、災害時への備えを確認した。

 阿武隈川流域23市町村と県、国土交通省東北地方整備局の主催で、本県での実施は6年ぶり。

 開会式では国交省の菊地身智雄技監、内堀雅雄知事らがあいさつ。総指揮者を務める松山一八郡山市消防団長が「日ごろの訓練の成果をいかんなく発揮する」と水防団宣言を行った。

 演習は台風の影響で阿武隈川が増水し、氾濫危険水位に近づいている―との想定で実施した。消防団員らがさまざまな水防工法の実践訓練を行ったほか、県警や陸上自衛隊などによる救助・救出訓練、県建設業協会などの応急復旧訓練などが繰り広げられた。

 会場では、東北6県からそれぞれ代表の消防団が出場する東北水防技術競技大会も開かれ、二本松市消防団が最優秀賞に輝いた。

 会場には演習参加者、見学者を含め約3千人が来場。JR郡山駅西口広場などに設けたサテライト会場でも演習の様子がライブ中継され、多くの市民に防災意識の高揚を呼び掛けた。