いざ!東北絆まつりへ 「新生わらじまつり」最後の全体練習

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新調した衣装を身にまとい、踊りながら行進する参加者たち=福島市・信夫ケ丘競技場

 東北6県の祭りが集結し、6月1、2日に福島県福島市で開かれる「東北絆まつり」の開幕が迫る中、パレードで初披露される新生「福島わらじまつり」の最後の全体練習が26日、福島市で行われた。出演する踊り手や演奏者、わらじの担ぎ手ら約300人が、30万人と見込まれる観客に福島の魅力を発信しようと、熱のこもった練習を繰り広げた。

 「みんなの心が一つになった。これなら全世界に発信できる」。福島わらじまつり実行委員会の小河日出男委員長は最後の全体練習の光景に自信を深めた。50回の節目に合わせた刷新で音楽や踊り、衣装などが大幅に変わる一方、同市出身の古関裕而が作曲した「わらじ音頭」を受け継ぎ、まつりの由来を踏まえた構成。「にぎやかだが、感動や感激も与えられる」と太鼓判を押す。

 新生わらじまつりは各分野の専門家の協力を得て、同市ゆかりの音楽家、大友良英さんが総合プロデュースした。見る人を引き込む踊り、迫力ある太鼓や笛の演奏など、これまで以上の一体感を創り上げた。

 「刷新のアイデアは市民の意見を基にしている。それを全体的に構成しただけ」と大友さん。この日も会場を訪れ、目前に迫った本番に向けて指導に当たった。

 真夏のような炎天下、出演者は実際のパレードのように歩きながら、息の合った演奏と踊りを繰り返した。大友さんや出演者は大粒の汗を流しながら何度も話し合い、修正を重ねた。

 現段階の仕上がりは「60点」としながらも「まつりは地域が育てるもの。回を重ねて100点になっていく」と大友さん。東北絆まつりは、新生わらじまつりに込められた福島の熱い思いを伝える第一歩となる。