内堀知事「市町村の意向確認」 福島県産米の抽出検査移行

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 全ての福島県産米の放射性物質を測定する全量全袋検査から抽出検査への移行について、内堀雅雄知事は27日の定例記者会見で「(原発事故に伴う)避難区域のあった市町村などの意向を十分確認して来年度以降の検査体制を検討したい」と述べた。

 全量全袋検査は、食品に含まれる放射性セシウムの基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えるコメが通算5年間出ないことを条件に、早ければ来年産から抽出検査に移行する。

 避難指示が解除された区域などについては営農再開の状況を考慮して当面継続する。

 ただ、一つの自治体で全量全袋検査と抽出検査が混在した場合、水田管理の複雑化や生産者の負担増が懸念される。このため、県が対象となる自治体や農業団体などの意見を聞き取っており、政府が来年3月ごろに地元の意向を踏まえた検査方法を公表する見通し。