火力発電パトロール自動化 国内初、東北電がシステム開発へ

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 東北電力は、火力発電所の設備パトロールを自動化するため、ロボットや人工知能(AI)を活用したシステムの開発に乗り出した。まずは2023年6月に営業運転を開始する上越火力発電所1号機(新潟県)への導入を目指し、本格的な実証試験を進める。

 同社と、ITサービスを提供する日本ユニシス(東京都)が28日、同システム開発と実用化に取り組むことで合意した。東北電によると、同システムの開発は国内の電力会社で初めて。将来的には原町(南相馬市)など他の火力発電所へ導入するほか、自社事業にとどまらず他の設備産業への展開を見据え、汎用(はんよう)性の高いシステムの構築を目指す。

 火力発電所では所員が毎日数回、発電所内の多数の設備を巡視点検しているが、多くの時間と労力を要するため、業務効率化が課題となっている。小型無人機「ドローン」などロボットの自律制御や画像解析などの技術を複合させ、パトロールの自動化を実現する。6月から秋田(秋田県)で実証試験に入り、その後、仙台(宮城県)で試運用を行う予定。