「バラの里会津」夢見て 若松の男性育てる「ローズ八重オブ会津」

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ローズ八重オブ会津

 会津若松市の虷沢(かんざわ)理一さん(78)が、バラの一品種メアリー・ローズから枝変わりした色違いのバラを「ローズ八重オブ会津」と名付け大切に育てている。沢さんは「『バラの里会津』を夢見てバラを育てている。多くの人が会津を訪れるきっかけにしたい」と話している。

 虷沢さんは元高校教諭で、定年退職後、妻美津子さん(73)の手伝いをする中でどんどんバラに魅せられた。今では美津子さんを上回る熱心さでバラを育てている。

 「バラの香りが好きなんです」。沢さんの自宅敷地内には170株のバラがぎっしりと並び、甘い香りを漂わせている。

 虷沢さんがメアリー・ローズから薄ピンク色の花が咲いているのに気付いたのは2014(平成26)年。突然変異で株の一部や全部が元の品種とは異なる性質に変化する枝変わりで、その変化が安定した場合、新品種が誕生する。

 挿し木で枝変わりの花を増やした沢さんは、日本ばら会に新品種名称登録を申請した。だが、親のメアリー・ローズの育種者が英国のため複雑な手続きが必要で、沢さんは「販売などは考えず、まずは会津の中で広めていこう」と登録を取りやめた。

 「ローズ八重オブ会津」の名は、大河ドラマ「八重の桜」で主人公新島(山本)八重を演じた女優綾瀬はるかさんをイメージしたという。現在は9本しかないが、沢さんは今後増やして会津各地に広げたいと考えている。「一日の中で寒暖差が大きいため、会津のバラはきれいといわれる。会津のバラを町おこしにつなげたい」