福島ロボットテストフィールド初代所長・鈴木真二氏に聞く

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鈴木真二氏

 南相馬市と浪江町で整備中の「福島ロボットテストフィールド」初代所長に4月1日付で就いた東大未来ビジョン研究センター特任教授の鈴木真二氏(65)は28日、就任あいさつで福島民友新聞社を訪れ、抱負を語った。

 ―所長としての抱負を。

 「ロボットテストフィールドは世界でも類のない研究、実証施設。海外の研究者らから、施設完成後に見学に行きたいとの要望を受けている。年度内に全ての施設が完成するので、私も期待している。ロボット、小型無人機ドローンの利活用を含めて広く貢献していきたい」

 ―どんな施設にしたいか。

 「ロボットの実証試験を行うならば『まずはここで』という位置付けにしていきたい。すでに県外の複数自治体からテストフィールドで実証試験を行いたいとの相談を受けている。ここで試験をしたものが社会で活躍するような形にしたいし、将来的にはドローンやロボットを扱う人材の育成まで展開したい」

 ―世界の状況は。

 「昨年はドバイでドローンによる無人タクシーのテスト運行が始まった。シンガポールでは今年、川の上でドローンタクシーを飛ばすための実証が始まる。世界では速いペースで研究、開発が進んでいる」

 すずき・しんじ 岐阜県御嵩町出身。東大大学院工学系研究科修士課程修了。前任は東大工学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授。65歳。