「ホシガレイ稚魚」6月放流へ 福島県で生産、過去最大8万匹

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 県水産資源研究所などは6月、相馬市、新地町の同研究所で育てた高級魚「ホシガレイ」の稚魚約8万匹を相馬海域に放流する。29日にいわき市で開かれた県漁連組合長会議で、同研究所が方針を示した。昨年6月の開所以来、初めての放流。本県で生産されたホシガレイの放流は過去最大となる見込み。

 同研究所によると、ホシガレイの価格はヒラメの3倍ほどと高価なため、種苗生産、放流技術の開発に取り組んでいる。東日本大震災前は5万匹ほどが放流されていたが、震災で中断。水産資源としての確立を目的に2014(平成26)年に放流を再開し、共同研究を行う国立研究開発法人水産研究・教育機構の東北区水産研究所宮古庁舎(岩手県宮古市)で育てられた稚魚を放してきた。昨年の放流は20万匹ほど。まだホシガレイの繁殖について詳しく分かっていないが、研究を進めているという。

 今回は、県水産資源研究所で育てられたホシガレイの稚魚を6月10~12日に相馬市で約8万匹、宮古市で生産された稚魚約15万匹を7月にいわき市で放す予定。大きさは約6~8センチ。また、同研究所で育てられたヒラメの稚魚はいわき、相馬の両市で6月中旬をめどに約100万匹の放流を考えている。放流量は震災前とほぼ同じ水準となるという。