「東北絆まつり」6月1日開幕 ねぶた搬入!開催ムード高まる

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東北絆まつりを目前に控え、搬入され組み立てられるねぶた=30日午後、福島市

 東北6県の祭りが集結し、震災からの復興や鎮魂を祈る「東北絆まつり」は6月1日、福島市で開幕する。市中心部の国道4号などを舞台に、2日間にわたり祭りパレードや多彩なブース出展を繰り広げ、東北が熱い絆でひとつになる。

 祭りを目前に控えた30日は、パレードに参加する「青森ねぶた祭」の主役ともいえる「ねぶた」が搬入され、市役所近くのねぶた展示会場で組み立てや台座への取り付け作業が行われた。31日に完成するねぶたは一般向けの展示も行われるため、開催ムードも一気に高まりそうだ。

 福島熱くする「ねぶた」 北村さん、福島県ゆかり武将制作

 福島市で6月1、2の両日開かれる「東北絆まつり」。開幕が迫った30日、各地でパレードの準備やテント設営が急ピッチで進み、準備は大詰めを迎えた。特に目を引いたのがパレードに参加する「青森ねぶた祭」のねぶた。古里の祭りを守る青森市関係者が熱意を持って大舞台に備えていた。

 「ねぶたを通して福島に元気を届け、復興につなげたい」と語るのは、ねぶた制作に関わって約60年というねぶた師の北村蓮明さん(71)=青森市。鎧(よろい)武者の作品が特徴だ。東北絆まつりに合わせ、約1カ月かけて制作した幅7メートル、奥行き5メートル、高さ4.5メートルの中型ねぶた。震災復興へ立ち向かう力強さを示そうと、本県各地にゆかりのある平安時代の武将「八幡太郎義家」(源義家)をモチーフに、相馬野馬追もイメージして騎乗姿を表現。本番では青森市や本県などの参加者約200人で勇壮に練り歩く。

 北村さんはこの日、福島市役所近くのねぶた展示会場で、準備作業の陣頭指揮を執った。「満足の仕上がりになった。このねぶたで多くの人に希望を与えたい」。本県復興のさまざまな課題ににらみをきかす力強い"武者"を前に、期待を込めた。