「特色選抜」重点明確化 前期選抜、20年春から福島県立高入試

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 県教委は30日、来春導入する新たな県立高校入試制度の各校の選抜方法を発表した。これまでの1期選抜(自己推薦)に当たる前期選抜の「特色選抜」では、福島、福島南が志願してほしい生徒像に「英検準2級以上等の取得」を掲げるなど、各校が重点を置く分野を明確化。試験内容の独自性も高め、全国屈指の合唱名門校の安積黎明は音楽活動分野の志願者を対象に実技、岩瀬農は農業の国際化を見据え英語での自己紹介などを行う。

 新入試は、入試の全日程を中学校の卒業前後の短期間に集中させ、学習意欲の維持につなげる狙い。前期選抜は従来の1期選抜(自己推薦)と2期選抜(学力検査)を一本化し、志願者全員に学力検査を課す。

 前期選抜は「特色選抜」と、従来の2期選抜と同様に学力検査の結果を重視する「一般選抜」に分かれるが、このうち特色選抜は定員割合が従来の10~40%から5~50%に拡大され、各校の裁量が大きくなった。

 県教委が各校の方向性を盛り込んだ県立高校改革の前期実施計画(2019~23年度)で難関大や医学部志望者の進路実現を目指す「進学指導拠点校」に位置付けた福島、安積、磐城などは5%、就職から大学進学まで幅広く対応する「キャリア指導推進校」の本宮、光南などは50%に設定。田村の体育科は例外で今春の入試と同じ80%を維持した。

 特色選抜は、同じく前期選抜の一般選抜との併願が可能。一般選抜の定員は特色選抜などの合格者を除いた人数となる。

 来春の新入試は前期選抜の学力検査が3月4日に行われ、同16日に合格者が発表される。従来の3期選抜に相当する「後期選抜」は同24日に実施される。