「復興祈念公園」基本設計公表 公園中心に追悼と鎮魂の丘配置

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 県は30日、国と東日本大震災の犠牲者追悼や教訓伝承などを目的に双葉、浪江両町にまたがるエリアに整備する復興祈念公園の基本設計を公表した。公園の中心には、震源の方向や東京電力福島第1原発の排気筒など360度を展望できる高さ10~20メートルの「追悼と鎮魂の丘」を配置。丘全体に花を植え、本県復興の象徴的な場所とする。

 国と県は、特定復興再生拠点区域(復興拠点)に認定された6町村の帰還困難区域の避難指示解除が予定される2023年の姿を想定して基本計画を作成した。

 公園の配置は〈1〉生命(いのち)をいたむ〈2〉事実をつたえる〈3〉縁(よすが)をつなぐ〈4〉息吹よみがえる―の四つの基本理念を基に構成している。

 追悼と鎮魂の丘は、「国営追悼・祈念施設(仮称)」に含まれ、国が20年度中に整備を完了させる見通し。

 このほか津波の被害を受けた住居跡などが残る「思い出の道(仮称)」、地域の伝統行事や伝統工芸を継承する場、スポーツやレクリエーションなどを通じて新たなにぎわいを創出する場などが設けられる。

 公園の隣接地には、アーカイブ拠点施設(震災記録施設)が20年東京五輪・パラリンピックに合わせた開館を予定している。公園の一部も20年夏の利用開始を目標としている。