トップアスリート集結!決意の桃田賢斗選手「東京五輪でメダル」

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「東京五輪でメダルを取り、社会のためにできることを考えたい」と語る桃田選手

 トップアスリートが競技の垣根を越え、スポーツの力による社会貢献に乗り出す。サッカー男子日本代表の香川真司選手(ベシクタシュ)、バドミントン男子の桃田賢斗選手(NTT東日本、富岡高卒)らが30日、社会貢献に活用する基金の創設を明らかにした。「自分を支えてくれた人たちや社会に恩返しをしたい」。慈善活動や子ども向けのスポーツ教室などを通じて熱い思いを形にしていく考えだ。

 「東京五輪でメダルを取りたい」。都内で開かれた記者発表会で桃田選手はメダル獲得を宣言した。公の場で初めて東京五輪の目標に言及したのは強い決意の表れだった。不祥事からの復帰後、五輪への思いには固く口を閉ざしてきたが、今後の社会貢献への意欲とともに、自ら目指す未来をはっきりと示した。

 桃田選手は復帰の過程で子ども向けのバドミントン教室を本県で開いた経験があり、「世の中のために貢献できることをしっかりとやりたい」と意気込んだ。

 「一人ではできないことでもみんなで協力しながら活動を続け、発展させたい」。香川選手は海外で人種や文化が違うチームメートと触れ合う中で、海外選手の社会貢献への意識の高さを肌で感じてきた。

 本県をはじめ被災地支援やスポーツ教室、寄付など個人での活動に率先して取り組んできたが、基金創設に至ったのは選手や応援する人たちが力を結集し、社会貢献を日本に根付かせたいという思いからだ。

 宮城県で中学、高校を過ごした香川選手は復興支援について「子どもたちから元気をもらっている。僕たちと触れ合うことで『サッカー選手になりたい』などと、大きな夢を持ってほしい」と語り、大会の開催を視野に入れていることを明かした。

 基金の名称は「UDNファウンデーション」。選手のマネジメント事業などを手掛ける「UDNスポーツ」(東京)を介して香川、桃田両選手に加え、海外で活躍する男子サッカーの柴崎岳(ヘタフェ)原口元気(ハノーバー)酒井高徳(ハンブルガーSV)井手口陽介(フュルト)冨安健洋(シントトロイデン)の各選手が賛同した。サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」元主将の宮間あやさんも名を連ねる。

 具体的な活動は現在模索中だが、次世代育成や地域活性化に向けた取り組み、引退後のスポーツ選手が働く場づくりを後押しすることを想定している。

 サッカー教室で始動

 香川、原口両選手らは会見後、最初の活動としてサッカー教室を開催。桃田選手もプレーに加わるなど、子どもと一緒にサッカーを楽しんだ。香川選手は初めて会ったという桃田選手について「東京五輪で金メダルを目指している彼と一緒にスポーツ界を盛り上げ、社会貢献活動なども頑張りたい」と歓迎した。