「東北絆まつり」福島で1日開幕 東北6県集結!大わらじ万全

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東北絆まつりが迫り、作業所から運び出される大わらじ=31日午後、福島市

 東北6県の祭りが集結し、震災からの復興や鎮魂を祈る「東北絆まつり」は1日、福島市で開幕する。市中心部を舞台に2日間にわたり祭りパレードなどの多彩なイベントが県都を盛り上げる。祭りパレードの先陣を飾る「福島わらじまつり」の大わらじは31日、市役所に運ばれ、開幕ムードが一気に高まった。

 パレードに登場する大わらじは長さ約12メートル、幅約1.4メートル。大わらじの技術を継承している「御山敬神会」の会員が約2週間かけて製作し、28日に完成した。作業所からの搬出・設置作業では、わらじまつり実行委員会のメンバーら約30人が集合し、わらじを移動用のトラックに積み込んだ。

 祭りパレードは福島わらじまつりのほか、青森ねぶた祭、秋田竿燈(かんとう)まつり、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつりが参加し国道4号など約1.1キロを練り歩く。市役所周辺にはメイン、サブの計5会場が設けられ、東北各地の伝統芸能や食が一堂に集う。

 大わらじ...思い結実「感動伝えたい」

 東北6県の熱い絆で復興の姿を発信しようと、1、2日に6県を代表する祭りが集う「東北絆まつり」が幕を開ける。前日の31日には、今年の開催50回目の節目に刷新され、祭りパレードで初披露となる新生「福島わらじまつり」の大わらじが会場近くの福島市役所に搬入された。関係者は「いよいよ本番」と気合をみなぎらせる。

 「日本一の名に恥じない、美しい大わらじを作ることができた」。自信たっぷりに語るのは、大わらじの製作を担当した「御山敬神会」の長谷部忠治副会長(81)。当日のパレードにも参加するため「全国の人々に福島の大わらじを知ってもらえれば」と地元で開催される待ちに待った大イベントに期待を寄せ、大わらじの担ぎ手らによる搬出作業を見守った。

 新生福島わらじまつりは、同市ゆかりの音楽家大友良英さん(59)を総合プロデューサーに迎え、音楽や踊り、衣装などを一新。主役の大わらじの担ぎ手である市商店街連合会青年部の蓮沼賢一会長(45)は「多くの人に感動を伝えたい」、有志でつくる剛脚会の山川正人会長(50)も「全国に福島の魅力を発信する」と笑顔をみせた。

 東北絆まつりの前身「東(とう)北(ほく)六(ろっ)魂(こん)祭(さい)」参加を契機に刷新の声が強まり、地元開催となる今回に向けて市民約400人が熱のこもった練習を重ねてきた。福島わらじまつり実行委員会企画検討委員会の小口直孝委員長(56)は「わらじまつりは生まれ変わった。本番では大観衆を驚かせたい」と胸を張る。大わらじに込めた熱い思いがようやく実を結ぶ。