「東北絆まつり」福島で開幕 東北の夏祭り集結!華やかパレード

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沿道を埋める観客が見守る中、新生わらじまつりを先頭に東北地方の6大祭りが華やかに共演した東北絆まつり=1日午後、福島市の国道4号

 東日本大震災犠牲者への鎮魂の祈りと復興への願いを込め、東北6県を代表する夏祭りが集う「東北絆まつり」が1日、福島市で2日間の日程で開幕した。東北6祭りパレードには約1200人の踊り手らが参加し、国道4号を約2.2キロにわたって練り歩いた。主催者発表で16万1000人が来場し、華やかで力強い6大祭りのパレードに見入った。

 パレードには青森ねぶた祭と秋田竿燈(かんとう)まつり、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつりが参加した。音楽や振り付けを刷新し、この日が初披露となった「新生福島わらじまつり」が先頭で、長さ約12メートルの大わらじとともに登場した出演者が大迫力の太鼓演奏や踊りを披露。他県の祭りに負けない存在感を示していた。2日は午前10時~午後5時。パレードは同0時30分~同3時。問い合わせは東北絆まつりコールセンターへ。

 踊り手懸命な姿『感動』 16万人が共演に喝采

 「どの祭りにも感動した」。東北6県を代表する祭りが一堂に会したメイン行事のパレード。会場となった国道4号の沿道は人で埋まり、観衆は熱気を帯びた東北6県の祭りの共演に喝采を送った。

 主催者発表で16万人を超える来場となった初日、特に県外から訪れる観光客の姿が目立った。埼玉県の自営業会田昭さん(71)は「東北6県の祭りが一堂に会することで盛り上がる。(踊り手らの)一生懸命な姿に感動した」と満足げな様子。宮城県出身で埼玉県蓮田市の会社員冨田公一さん(59)は前身の東北六魂祭(ろっこんさい)を各地で観賞してきた。本県初となった絆まつりに「非常に良かった。明日も見に来るつもり」と、2日目のさらなる盛り上がりに期待した。

 東北新幹線を使って訪れたという栃木県高根沢町の加藤哲さん(83)は「東北のほかの都市ではこうはいかない。関東圏からたくさんの人が来ているのでは」と本県の交通の便の良さも改めて実感した様子だった。

 復興と鎮魂をテーマに震災後、東北6県で開催された「東北六魂祭」の魂を引き継ぐ「絆まつり」。当時を振り返り、特別な思いを抱いた県民も多かった。福島市の八巻勝男さん(75)は「6年前の六魂祭は震災直後で、歓声も少なく盛り上がりには欠けていた。今回は参加者と観客が一体で楽しめる雰囲気があった」と、福島の地に再び結集した東北6県の絆の強さを感じていた。