ヒロインは二階堂ふみさん NHK朝ドラ「エール」、20年春放送

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朝ドラ「エール」のヒロイン役決定を祝う福島商工会議所青年部メンバー

 NHKは3日、福島県福島市出身の作曲家古関裕而夫妻の生涯を描き、2020年春から放送の連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」で、主人公の妻役となるヒロインに俳優の二階堂ふみさん(24)を起用すると発表した。主演は俳優の窪田正孝さん(30)で、9月にクランクインする。

 窪田さんは古関をモデルにした「古山(やま)裕一」役、二階堂さんは古関の妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)(愛知県豊橋市出身)がモデルの「関内音(おと)」役を演じる。

 都内の同局で記者会見した窪田さんは福島民友新聞社の質問に「(震災と原発事故で)悲しいことはあったと思うが、作品を通じてエール、応援歌を届けたい」と本県への思いを語り、二階堂さんは「(見た人をうれしそうな顔にできる)作品が福島をスタートにしてできることは素晴らしい。参加できて光栄」と話した。

 二階堂さんは沖縄県出身で、朝ドラ初出演。オーディションで2802人の中から選ばれた。代表作は映画「ヒミズ」「リバーズ・エッジ」、大河ドラマ「西郷どん」「軍師官兵衛」など。柳津町などが撮影地となった映画「ジヌよさらば~かむろば村へ」(15年公開)で、郡山市出身の俳優西田敏行さんと共演した。

 ◆各地で喜び「二人で来て」

 朝ドラ「エール」のヒロイン役に二階堂ふみさんが決定したことを受け、朝ドラ化に精力的に取り組んできた福島商工会議所青年部のメンバー約20人が3日、同商議所に集まり、横断幕を作って配役決定を祝った。

 加藤淳志会長(43)は「(古関夫妻役の)窪田さんと二階堂さんにはぜひ福島に来てほしい」と期待。担当委員会の西形吉和委員長(40)は「古関夫妻の物語を福島から発信していく」と気合を込めた。

 福島市は今月中に官民連携による協議会を設立して、古関をまちづくりに生かした取り組みを展開する予定。木幡浩市長は「素晴らしい朝ドラになると今からワクワクしている。朝ドラを生かしながら古関裕而の古里にふさわしいまちづくりを積極的に進めていきたい」と歓迎した。

 金子の出身地・愛知県豊橋市からも歓迎の声が上がった。佐原光一豊橋市長は「豊橋や福島、そしてドラマを見た日本中が元気になる"エール"をもらえるドラマになる」と期待を込めた。

 豊橋商工会議所青年部の原田淳一会長(42)=国見町出身=は「福島と連携し、ドラマ放映を盛り上げたい」と連携強化を誓った。