おいしさ瞬時!農産物『見える化』 伊達の企業などシステム開発

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スマートフォンに表示される判定結果の画面

 マクタアメニティ(伊達市)、山形大などは、スマートフォンやタブレット端末で撮影した野菜や果物のおいしさを瞬時に解析し、グラフで「見える化」するシステムを開発した。システムの活用が進めば、「味」が価格設定の指標の一つとなることで農家の所得向上が期待される。

 システムでは撮影した野菜の画像の色の情報を、データベースに蓄積された野菜の色と味の相関関係に関するデータと照らし合わせることで個体の味を判定する。「甘味」「酸味」「うま味」「苦味」「塩味」の5項目で、撮影した個体と、同種の農産物の平均値の差が分かる。現在、トマトやキュウリ、ブドウなど16品目を解析できる。

 撮影するだけで数秒で測定できるほか、専用の装置がいらず低コストで導入できる。適した調理法が分かるため外食産業などでの活用も見込まれる。

 農産物の価格は市場の需給バランスに影響されやすいが、同システムによって味覚が可視化されれば良質な農産物の価格が向上し、農家の所得、技術の向上が期待される。

 生産者向けのサービスは昨年4月に提供が始まっている。マクタアメニティは今後、消費者向けのアプリケーションも開発したい考え。同社の幕田武広社長は「身近なスマートフォンですぐ測定できる。味が見えれば消費者の購買意欲が高まる可能性もある」と話す。