窪田正孝さん、二階堂ふみさん意気込み 20年春・朝ドラ「エール」

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古関裕而をモデルにした主役を演じることへの思いを語る窪田さん(左)、撮影への意気込みを話す二階堂さん

 福島県福島市出身の作曲家古関裕而とその妻金子(きんこ)がモデルで、2020年春から放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の主演を務める俳優の窪田正孝さん(30)と妻役に決まった俳優の二階堂ふみさん(24)は3日、そろって同局で記者会見し、本県への思いを語った。東日本大震災から10年目に入る来春、音楽で結ばれた夫婦愛の物語が県民を、そして日本中を温かく包んでくれそうだ。

 「作品を通じてエール、応援歌を(福島に)送りたい。古関の人生をたどりながら(二階堂さんと)音楽(の力)や人の愛情などいろいろな面を伝えたい」。古関をモデルにした「古山(こやま)裕一」役の窪田さんは、作品に懸ける思いを強調した。

 窪田さんは2月に主演に決まって以降、福島市のJR福島駅前に立つ古関のモニュメントやドラマ化を歓迎する県民の反応を知り、役作りへの決意を新たにした。「古関が福島の方々に愛されていることを思い知らされた」

 古関は1964(昭和39)年東京五輪入場曲「オリンピック・マーチ」を作曲し、全国高校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」など数多くの名曲を手掛けた。

 放送開始の2020年春は震災と東京電力福島第1原発事故から10年目に入り、東京五輪を迎える。窪田さんは「聖火リレーが福島からスタートし、古関をモデルに朝ドラ化される。歴史的な年になるのではないか」と真剣な表情を見せた。

 「この作品を知ったときから、携われたらと思っていた」。歌手としても活躍した金子がモデルの「関内音(おと)」役を射止めた二階堂さんは、意気込みを語った。

 沖縄県出身の二階堂さんは、沖縄戦を経験して心に傷を抱えた祖母が音楽や芸術作品に触れた瞬間、うれしそうな表情を見せた記憶に、復興へと歩む本県が重なった。「福島をスタートに(見た人を笑顔にするような)作品ができることは素晴らしい」と思いを口にした。