飯舘・小宮簡易郵便局が再開 「愛される場所にしたい」

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「お客さまとの信頼関係を築いていきたい」と語る大谷さん(左)、恵美子さん(中央)ら

 東京電力福島第1原発事故で営業を休止していた飯舘村の小宮簡易郵便局が3日、再開した。局長の大谷美和子さんは「お客さまとの会話を大事にしながら信頼される郵便局をつくりたい」と表情を引き締めている。

 同郵便局は、大谷さんの義理の祖父巳ノ衛(みのえ)さんが局長になり、1968(昭和43)年ごろに開局した。その後、義父の友孝さんが後を継いだが原発事故により、休止を余儀なくされた。

 村に出されていた避難指示は大部分で解除されたが、同郵便局がある小宮地区から最寄りの郵便局は10キロ以上。帰還した住民らから再開を望む声が上がり、「地域のために」と再開を決意した。大谷さんが3代目になる。

 大谷さんを助けるのが、義母の恵美子さん。原発事故前から補助員として窓口に立っていた経験を生かし、業務をサポートする。大谷さんは「義理の祖父、父と受け継いできた小宮簡易郵便局の名前に恥じないよう、お客さまに愛される場所にしたい」と決意している。