「富岡漁港」7月に8年ぶり再開 福島県10漁港全て利用可能に

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8年ぶりに再開する富岡漁港

 東日本大震災で被災し、復旧作業が大詰めを迎えている富岡町仏浜の富岡漁港が7月までに、8年ぶりに再開する見通しとなった。同漁港の再開で、県内の漁港10カ所の全てが利用できるようになる。富岡漁港は、サケやカレイなどが水揚げされる漁業の拠点だったが、震災の津波で防波堤が被災し、荷さばき所や事務所も流失。東京電力福島第1原発事故で町全域に避難指示が出され、利用できない状況が続いていた。

 県は2015(平成27)年度から復旧作業を進めてきた。17年4月に富岡漁港を含む一部地域の避難指示が解除され、町は昨年9月に漁具などを保管する施設を整備し、再開に備えてきた。同漁港を拠点としていた漁船は現在、いわき市や浪江町の漁港に避難している。再開に合わせて8隻が戻る見通しで、試験操業などで町の漁業再生を進める。

 町や漁業関係者は7月、現地で再開を祝うセレモニーを開く予定。町は12日に開会する6月議会に関連予算を提出する。