行方不明者発見...「無事で良かった」 佐藤さんらに感謝状贈る

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井上署長(前列右)から賞状を受けた(前列右2人目から)佐藤さん、加藤分団長、善方団長、(後列右から)熊田副分団長、相楽部長、笠井課長

 車で山菜採りに出掛けたまま行方不明になっていた須賀川市の80代男性の発見に協力したとして、須賀川署は6日、地元紙をきっかけに救出に結び付けた同市小倉の会社員佐藤芳文さん(64)と捜索に当たった市消防団第6分団に感謝状を贈った。

 男性は5月26日に行方不明となり、家族が同署に届け出ていた。佐藤さんは同30日午前5時ごろ、朝刊で男性の行方が分からなくなっていることを知り、自宅近くの山林に続く道路で男性のものとみられる車を発見、同署に通報した。佐藤さんは前日の29日朝にも車を確認しており、記事に書かれた特徴と似ていたことから、車があるかどうか再度見に行ったという。

 通報を受け、同分団と署員らが付近の山林を捜索。車から約300メートル離れた場所で、相楽正徳同分団小倉班部長が沢に下半身を浸してうずくまる男性を発見した。行方不明となってから4日目で「(男性は)ぐったりしており、もう駄目かと思った」と相楽部長。「発見しました」と大声を出したところ、男性の足がぴくっと動き、生存していることが分かったという。

 男性は低体温症で意識はもうろう、脈も弱まっていたが、相楽部長が両脇を抱え上げ、加藤弥一分団長や熊田達也副分団長らで担架に乗せて山林から運び出し、無事救出した。

 感謝状の贈呈式が同署で行われ、井上俊彦署長が佐藤さんと加藤分団長に賞状を手渡した。佐藤さんは「最悪の状況も考えたが、無事見つかって良かった」と安堵(あんど)。井上署長は「市民の通報が捜索の方向性を定めてくれた。連携プレーに感謝する」とたたえた上で「山歩きの際は家族と隣近所に行き先や帰宅時間を知らせるとともに、位置情報を確認できるようGPSの活用を呼び掛ける必要がある」と教訓を語った。

 善方明夫市消防団長と笠井一郎市生活課長が同行した。

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