タイ写真家「福島県の暮らし紹介したい」 県内観光地など撮影

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熱塩温泉で撮影するティウさん

 タイの写真家ティウ・ワシンブリさん(47)は県のインバウンド(訪日外国人旅行者)事業で、県内の四季の写真を撮影している。来年2月にタイのバンコクで写真展を企画しており、2日から4日間にわたり、本県の温泉地や観光地を巡った。「歴史、文化だけでなく、そこに暮らす人の様子まで写真で紹介したい」

 ティウさんはドイツの大学で現代アートや写真を学び、帰国後は芸術家として活動。水上マーケットで有名なラッチャブリー県でアートプロジェクトを推進し、新たな魅力を加えて発信している。写真を通じた日本文化発信にも貢献し、長崎県の軍艦島やアートの聖地となった瀬戸内海の島々を撮影してタイで個展を開いた。ティウさんの会員制交流サイト(SNS)を見た多くのタイ人が日本旅行の参考にしているという。

 ティウさんは今年の冬、奥会津などを訪れ、只見線などを撮影。今回の撮影では喜多方市の熱塩温泉に宿泊し、旅館や周囲の寺社などを巡った。福島市の土湯温泉ではこけし職人にインタビューし、撮影を行った。

 「小さな温泉地でも、魅力を発信しようと努力している姿を応援したい」とティウさん。「個々に魅力的な観光資源はあるので、地域間でもっと連携することで、海外の人にも発信する強みになる」と本県観光ののびしろを感じている。