遠藤が夢のピッチに...父「この日がついに」 女子サッカーW杯

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遠藤の母校白河一小から贈られた応援旗を試合会場に届けた淳さん

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会で1次リーグD組に入った高倉麻子監督(福島市出身)が率いる日本代表「なでしこジャパン」は10日、パリで行われた初戦でアルゼンチンと0―0で引き分けた。FW遠藤純(白河市出身)が後半29分から出場した。

 「この日がついに来たかと、感無量だった」。遠藤がW杯デビューを飾った試合会場では、父淳さん(54)が娘のプレーを見守った。懸命のプレーも勝利には結び付かず、「初のW杯でも相当悔しかったと思う」と娘の心境を代弁した。

 淳さんは、遠藤の母校白河一小の児童らから受け取った応援旗を試合会場に持参して試合に臨んだ。「会ったことのない先輩、後輩だが、学校を通して結び付いていることは素晴らしい。本当にありがたいこと」と淳さん。試合後、遠藤の目には悔し涙が浮かんでいたといい「後輩の思いに応えられるのは、彼女の頑張りだけ。次の試合ではチームを救う活躍をしてほしい」とわが子にエールを送った。

 地元・白河「頑張れ」

 地元関係者も声援を送った。淳さんの同級生らでつくる「遠藤純白河後援会」会長の深谷洋治さん(55)は「W杯出場という夢がかなって良かった」と喜びつつ、「ゴールやアシストなど、さらなる活躍を期待したい」と鼓舞した。

 また地元白河市は、市役所に遠藤や高倉麻子監督(福島市出身)をはじめ、元東京電力女子サッカー部マリーゼの鮫島彩(INAC神戸)ら中心選手の写真やメッセージを展示。市生涯学習スポーツ課の田崎修二課長(51)は「若さと勢いで流れを変えるプレーをしてほしい」と期待を込めた。