声掛け増加「社会不信高まっている表れ」 警戒強まる...誤解も

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 地域コミュニティーでの問題について研究する福島大行政政策学類長の鈴木典夫教授(58)は声掛け事案の増加について「社会不信が高まっている表れ。子どもを取り巻く不安要素が増えている」と分析。非常時に駆け込む場所を記した「安全マップ」を大人と子どもが一緒に作成するなど、地域での関係づくりの重要性を訴える。

 一方、警戒が強まる中で「誤解」も発生した。広野町で7日、女子高生に声を掛けた男性が不審者とされたが後日、事件性がないことが判明。双葉署によると、男性は車に乗るよう声を掛けた理由を「雨が降っていて、かわいそうだった」などと説明しているという。

 鈴木教授は「大人は子どもを遠ざけず、積極的に関わりを持たなければならない。不審者は大人と一緒にいる子どもに声を掛けたりはしない。大人と話せる子どもを増やしていくことが必要だ」と指摘する。