吾妻山...噴火警戒「1」に下げ スカイライン6月28日再開通へ

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噴火警戒レベルが1に引き下げられた吾妻山=17日午後、福島市

 気象庁は17日、本県と山形県にまたがる吾妻山(一切経山)について、大穴火口から1.5キロの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとして、噴火警戒レベルを「火口周辺規制」の2から「活火山であることに留意」の1に引き下げた。引き下げを受け、磐梯吾妻スカイライン(福島市―猪苗代町、28.7キロ)は28日に再開通する見通しとなった。

 吾妻山の噴火警戒レベルは昨年9月に2に引き上げられた後、今年4月22日に1に引き下げられ、5月9日に再び2に引き上げられたばかりだった。

 福島地方気象台によると、5月初めからの大穴火口周辺の隆起・膨張を示す地殻変動が停滞したこと、多い状態で推移していた火山性地震が少なくなったこと、地下の熱水の動きなどを示す「火山性微動」が5月15日以降観測されていないことからレベル引き下げを判断した。

 県はスカイラインの再開通に向け、立ち入り規制範囲だった約4キロの区間でガードレールや標識などの設置を進める。大穴火口周辺の登山道の通行規制は当面の間継続する。福島市は登山口7カ所に掲示していた立ち入り規制を周知する看板を撤去した。

 一方、浄土平レストハウスはトイレも含め、施設再開に向けた工事で7月中旬まで利用できない。これまでレストハウスを管理運営してきた県観光物産交流協会の撤退に伴い、委託先は県が公募する。レストランや物販エリアの再開は7月中旬以降になる見通し。

 浄土平駐車場は、磐梯吾妻スカイラインの再開通と同時に利用可能になる。ビジターセンター、天文台は7月中旬の再開を目指す。

 同気象台は大穴火口や旧火口周辺では火山ガスが噴出しており、熱活動も継続していることから、火山灰や高温の土砂、熱水などが突発的に噴出する可能性があるとしている。県災害対策課は、登山や観光で火口周辺を訪れる際には最新の火山活動を確認するよう呼び掛けている。

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