初代フラガールの『妻』の思い次世代に 思い出の自宅に交流館

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恵美子さんとの思い出の写真

 映画「フラガール」のダンサーのモデルとなった初代フラガール小野恵美子さん(75)の夫で、NPO法人フラガールズ甲子園理事長の英人さん(77)は23日、いわき発祥のフラダンス文化を展示紹介する交流館「エミコ オハナ」をいわき市の自宅に開設する。英人さんは「いわきとハワイの懸け橋として、踊りの精神を残していきたい」と話す。認知症を患う恵美子さんの思いを次世代につないでいく考えだ。

 開設のきっかけは、恵美子さんの病だった。10年間ダンサーを務めた後、結婚を機に引退し、市内でダンス教室を開くなどフラダンス文化の伝承に尽力してきた恵美子さんだったが、2007(平成19)年8月に軽度のアルツハイマー病を発症し、現在は高齢者施設で生活している。

 「恵美子にとって、踊ることは生きること」と英人さん。恵美子さんが発案し、大切にしてきたフラガールズ甲子園の歴史や、初代フラガールとしての功績を残すことが妻への恩返しになると考え、同市平南白土の自宅に交流館を開設することにした。

 同館には、フラガールズ甲子園の全8回大会の写真などを展示する。「全国から集まった高校生が一生懸命フラを踊り、成長していく姿は心を打つ。多くの人に知ってほしい」と語る。このほか、同市でダンシングチーム「フラガール」を養成する常磐音楽舞踊学院の歴史資料なども取りそろえる予定だ。一般公開は9月23日から。

 「恵美子ならきっと『やるならとことんやりなさい』と言うだろう」と笑みを浮かべる。「オハナ」という言葉には家族という意味が込められており、「思い出が詰まった家が、フラを通じた交流の場になればうれしい」と期待を込めた。

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