「コイ養殖」ネット管理! 郡山市など実証実験、IoTを導入

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 NTT東日本福島支店と郡山市、県南鯉養殖漁業協同組合は26日、コイの養殖に、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を導入した実証実験を始めた。養殖用の池に通信機能を備えたセンサー類を設置して水中の酸素濃度や温度を調査、把握する技術を確立し、生産性の向上や作業の効率化を目指す。NTT東日本が漁業分野でIoTを活用した取り組みを行うのは初めて。

 県内水面水産試験場などによると、コイは餌を消化する際、十分な酸素を必要とする。天候が曇りだと水中の植物プランクトンは光合成できず、酸素不足が生じるため、人手による定期的な目視管理は品質や生産量安定に欠かすことができないという。

 実証実験では、水中の酸素濃度の低下や水温の変化などの異常時にタブレット端末に通知する仕組みを構築する。カメラで餌場を写してコイの状態を遠隔で確認することもでき、巡回数の減少や異常時の迅速な対応、経済損失の抑止への効果を見込んでいる。

 また、収集したデータを福島大が解析し、福島大と同試験場が監修した養殖マニュアルも作成する予定。

 実験は3年間実施し、データ収集・解析や養殖事業の安定化、ノウハウの普及などを段階的に行う。この日は同市の北沢池で事業説明会が開かれ、実証実験の様子を報道陣に公開した。同組合の熊田純幸組合長(76)は「若い人たちがコイの養殖に興味を持つきっかけになれば」と期待した。

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