東北電力・水力運用センター公開 発電所、ダム遠隔監視制御

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公開された東北電力の水力運用センター

 東北電力は9日、将来的に東北・新潟エリアの水力発電所205カ所、ダム39カ所を一体的に遠隔監視制御する福島県会津若松市の「水力運用センター」を報道陣に公開した。1日から一部運用を開始、水力発電所102カ所、ダム15カ所の遠隔監視制御を行っている。同社によると、来年3月には運用規模が日本最大級になるという。

 同社は国内最多の209カ所の水力発電所を持つ。県内には管内最多の61カ所の水力発電所があり、他の電力会社に先駆け、水力発電所の無人化と遠隔監視制御を進めてきた。2020年4月の発送電分離により、発電・販売会社と送配電会社に分かれることが決まっており、制御所から水力発電所とダムを遠隔監視制御する機能を分離した水力運用センターを新たに設置した。

 同センターでは、水車発電機の起動・停止操作やダムゲートの開・閉操作、設備の故障・異常の監視などを24時間3交代で行う。1カ所での集中管理は電力会社では初めてになるという。

 水力発電所の設備に故障や異常が発生した際の現地対応や洪水に備えたダムゲートの操作は、12カ所にある「発電技術センター」が担うが、河川の流量や雨量などの情報を一元的に管理できるため、従来以上に的確な対応が可能になるという。同社の江波恒夫執行役員福島支店長は「(センターを通じて)電力の安定供給に努めたい」と語った。

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