経典の主人公「維摩居士坐像」 興福寺と会津展、15日まで展示

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15日まで展示されている国宝の維摩居士坐像

 県立博物館(会津若松市)で開催中の福島復興祈念展「興福寺と会津~徳一(とくいつ)がつないだ西と東」で、奈良・興福寺の国宝「維摩居士坐像(ゆいまこじざぞう)」は15日まで展示される。鎌倉時代に作られた写実的な仏教彫刻の中でもトップクラスの作品とされ、来場者の注目を集めている。

 維摩は「維摩詰所説経(きつしょせつきょう)」という経典の主人公。釈迦(しゃか)がいた時代にインドに住んでいた資産家とされる。この像の造形は、維摩が文殊菩薩(ぼさつ)と問答している姿で、顔には深くしわが刻まれ、こめかみには血管が走り、老齢の男性として表現されている。何かを語るように、かすかに口が開いている。

 会場で鑑賞した茨城県の女性(65)、東京都の女性(66)は「表現が繊細で、表情がすごい。穏やかな顔にも見える」と感動した様子だった。

 問い合わせは福島民友新聞社事業局(電話024・523・1334)、または同館(電話0242・28・6000)へ。

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