福島県関係は4人が立候補予定 参院選・比例代表

 

 参院選は7月10日の投開票に向け、10日で1カ月に迫る。比例代表には、本県関係は共産党と新党改革から現職1人、新人3人が立候補を予定しており、支持拡大を進めている。

 共産党は、党県常任委員の岩渕友氏(39)=福島市=と熊谷智氏(36)=同=の新人2人が、福島市の党県委員会事務所に選挙事務所を設けた。岩渕氏は重点活動地域の北海道と東北の7道県で党三役らとともに演説会を開催。野党共闘による候補者一本化で福島選挙区から比例の出馬に切り替えた熊谷氏は、県内比例票13万票以上獲得を目指し、県内を拠点に活動する。

 新党改革は、現職で党代表の荒井広幸氏(58)=2期、田村市=と、新人で会社員の大坂佳巨氏(45)=郡山市=を擁立。選対事務所は東京都内と須賀川市に設けた。荒井氏は事務所開きで支持者を前に実績を挙げ「大きい政党では決められない国民の暮らしに立った政策を提案できるのは自分たちだけだ」と訴えた。大坂氏は県内を中心に無党派層への浸透を図っている。