福島選挙区に3氏が立候補 「18歳選挙権」参院選公示

 

 第24回参院選は22日、公示された。改選数が1に削減後、2度目の選挙戦となった福島選挙区の立候補受け付けは午前8時30分から県庁で始まり、同9時現在、自民党現職の法相岩城光英氏(66)、諸派新人の矢内筆勝氏(54)、民進党現職の元経済産業副大臣増子輝彦氏(68)が届け出た。

 立候補届け出後、各候補者は福島市内でそれぞれ第一声、7月10日の投開票まで18日間の選挙戦に突入した。

 選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げた改正公選法の施行後、初めて適用される今回の国政選挙。県内では3万7602人の18、19歳が新たに有権者となった。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非や安保政策、憲法改正のほか、東日本大震災と原発事故から5年3カ月が経過した本県の復興加速化に向けた政策などが主な争点となる。福島選挙区では、公明党と連立政権を組む自民は現役閣僚が4期目を目指し、結党後、初めての国政選挙を迎えた民進は、共産、社民両党などと「野党共闘」で議席維持を狙う。