参院選、学んだ...戸惑った...『1票』 18、19歳が初の選挙体験

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 選挙権年齢が18歳以上となって初の国政選挙となった10日の参院選では、県内の18、19歳も授業や会員制交流サイト(SNS)などでの情報を基に、初の選挙に向き合った。自ら選挙について学んだ人がいた一方、よく分からず戸惑った人もいた。選挙期間中の新有権者の行動からは、主権者教育の課題も見えた。

 SNSで意見をチェック

 福島高3年の広瀬新さん(18)は、自民党の改憲草案を読んだり、ツイッターで各党の公約を見比べたりして、自分なりの判断材料を集めた。公示前は「自分なりに考えがまとまって、迷いなく投票できると思っていた」が、下調べを進めるうちに「どの党も、候補も、完全には自分の考えに合っていない」と感じ、迷いが生まれた。論戦を聞くと、主張や批判に「本当だろうか」と疑問に思った。大学教授などのツイッターで発信される各党の公約への意見をチェック。「気軽に、タイムリーに意見が分かるので便利と思った」と、若者らしい感性で選挙に触れた。

 投票へ情報集めどうすれば ?

  選挙への関心はあっても、どうしていいか分からなかった新有権者もいる。会津大短期大学部2年の菊地美里さん(19)は、選挙期間中、同級生のデザインが採用された選挙啓発のうちわを持ち、街頭で投票を呼び掛けた。しかし、自分の投票については「どうやって情報を集めていいか戸惑った」と打ち明ける。期日前投票で初の1票を投じたが、投票後に「選挙報道を見て、自分の1票が日本の将来を決めるんだなということを実感した」という。

 分からない政策関心は高まらず

 「投票したいがよく分からない」という状況が、若者の足を投票所から遠のかせたケースもあった。いわき明星大1年の渡辺佳小吏(かおり)さん(18)は公示前、復興を成し遂げてもらえる政治家に投票したいと考えた。しかし公示後、ポスター掲示板で候補者の顔を初めて見た時、「候補者の政策や略歴がよく分からず、投票への意欲が少なくなった」。街頭演説が聞こえると選挙が行われていることを実感。母親から「投票に行って候補者に投票してほしい」と頼まれたが関心が高まらず、投票には行かなかった。友達が選挙に行ったことを知り「私も行けばよかったのかな。次は必ず投票したい」。