荒井広幸氏が引退会見「国民の審判受け止め」 比例代表で落選

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「けじめをつけなければならない」と政界引退を表明する荒井議員

 参院選で、新党改革は東京選挙区に1人、比例代表に9人の計10人を擁立したが、議席ゼロに終わった。唯一の現職で比例に立候補した代表の荒井広幸氏(58)=2期、田村市=は11日、国会内で会見し、党の解散と自身の政界引退を表明した。

 参院選で議席を獲得できなかった新党改革の荒井広幸代表は11日に国会内で行った会見で、参院選の結果について「議席を維持できなかったという国民の審判を厳粛に受け止めるのは当然。出処進退を示すことも日本の政治にとって必要なことと思う」と述べた。今後の活動については「(議員)バッジがあるなしではなく、自分らしく社会に関わって脱原発などの問題解決に取り組む」と語った。

 ―政界引退は支持者に説明したのか。
 「政治の先輩方に選挙に出るときは相談して出なさい、辞めるときは自分で決断しなさいと教わってきた。早朝に後援会役員の主立った方に伝えた。政界引退はけじめであり責任だ」

 ―政治家としてやり残したことは。
 「言ったら切りがないが、原発問題では(東京電力福島第1原発)事故後の5年間、国民の皆さんにもっと問題提起できなかったかと思う。原発はエネルギー問題ではなく、人間の価値観や社会構造の問題。その底流にある大きな問題を解決しないまま積み残している感じがする」

 ―今後の活動は。
 「(足尾銅山公害事件の解決に尽力した)田中正造は政治家を辞めてから天皇に直訴した。国会開設などを訴えた河野広中ら福島県の自由民権運動の壮士(そうし)は、国民であり政治家だった。自分もそういう形で(議員)バッジがあるなしではなく社会と関わり、問題解決に尽力したい」