白河市長に現職・鈴木和夫氏 新人2氏に大差、3選果たす

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万歳三唱で3選を喜ぶ鈴木氏(中央)と妻のヒサ子さん(右)=5日午後8時25分ごろ、白河市の選挙事務所

 任期満了に伴う白河市長選は5日、投開票が行われ、現職の鈴木和夫氏(65)=無所属=が、いずれも新人で前市議の柴原隆夫氏(66)、自営業の金山屯氏(75)に大差を付け、3選を果たした。

 鈴木氏は企業誘致や文化・歴史を生かしたまちづくりに取り組んだ2期8年の実績をアピール、市政継続を訴え、幅広い支持を集めた。投票率は63.60%で、前回の64.91%を1.31ポイント下回った。任期は29日から4年。当選証書付与式は6日午前10時から市役所で行われる。当日有権者数は5万209人(男性2万4685人、女性2万5524人)。

 2期8年、実績評価 求められる産業振興加速
 現新3氏の争いとなった白河市長選は、現職の鈴木和夫氏が柴原隆夫、金山屯の新人2氏との戦いを制し、有権者の信任を得た。市政継続か刷新かが問われた選挙戦は、鈴木氏の2期8年の実績に対する評価を裏付ける結果となった。

 鈴木氏は3月議会で立候補を正式表明。商工関係者を中心に約70の後援会を市内各地にくまなく組織し、盤石の態勢で選挙戦を優位に進めた。合併前の旧市内だけでなく、表郷、東、大信の旧3村地域もバランス良く遊説し、幅広く支持を得た。当初は無投票の公算が大きかったが、告示の19日前に金山氏、9日前に柴原氏が立候補を表明。柴原氏は子育て支援、金山氏は教育を最重点項目に掲げ、支持を訴えた。しかし、両氏とも選対本部を置かない独自の選挙戦で政策を浸透させるのは難しく、票を取り込めなかった。

 鈴木氏は2期8年で、市の財政に占める借金返済の割合を示す「実質公債比率」を引き下げ、財政を健全化、震災復興も進めてきた。3期目は、産業振興や歴史・文化を生かしたまちづくりの加速が求められる。誘致した三菱ガス化学の白河工場は今月10日に着工、来年には文化拠点となる白河文化交流館が完成する。人口減少対策は、これらの取り組みを若者の定住促進につなげられるかが鍵となる。次の4年を「発展に向けた新しいレールを敷く時期」と位置付ける鈴木氏の手腕に期待したい。

 【 白河市長選 】(選管最終)
21,869
鈴木 和夫
無現
8,392
柴原 隆夫
無新
915
金山  屯
無新