"ミス許されない" 福島市議選・開票リハーサル、手順確認

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手順を確認しながら行われた開票作業のリハーサル=7日午後、福島市・国体記念体育館

 任期満了に伴い12日投開票で行われる福島市議選で、市選管は7日、開票事務リハーサルを同市で初めて実施し、人員配置や作業手順を確認した。正確さに迅速さが求められる開票事務。同市は昨年の衆院選開票で未集計票が見つかるなどミスが相次いだ。「民主主義の根幹とも言える選挙で、ミスはもう許されない」。今回は定数35に44人立候補の大混戦。有権者からは厳しい目が市選管に向けられている。

 「市民の信頼回復に向け、職員の意識を高め、まずは正確さを第一に投開票に当たりたい」。市選管の本田和主事務局長は語気を強めた。この日のリハーサルは、相次いだミスを踏まえ、6月に策定された選挙管理執行事務改善計画に基づいて行われた。

 計画では、有識者らが早朝からの投票所立ち会いなどの業務と、夜からの開票事務の担当者を分ける「分業制」などを提言した。しかし、市選管はこの分業制を今回の市議選では見送った。ベテラン職員のノウハウが分断される恐れがあることを理由に挙げた。市選管は「実施可能な部分から取り組む」としている。さらに計画では、リハーサルを選挙当日と同じ状態で少なくとも3回を求めていた。これについても日程的な観点から、開票作業の実施はこの日の1回だけの状況となった。

 市選管は、計画の策定から準備期間が短かったことを挙げているが、この日のリハーサルでは本番の開票会場の同市国体記念体育館は半面しか確保できず、当日の業務従事者325人に対し約100人少ない約230人の参加。関係者からは「計画が絵に描いた餅で終わってしまうのでは」と指摘する声などが上がった。

 今回からは、ミスが起きても検証できるよう開票所内にカメラを設置するほか、透明なケースを使うなどの改善策を講じる方針。本田事務局長は「市議選の開票結果などを踏まえてさらに改良する。来夏の参院選までには完全実施を目指したい」としている。

 翌日午前0時終了か

 開票は12日午後9時30分から行われ、13日午前0時の終了予定で、それまでに大勢が判明する見通し。